前回記事ラスト部分の続き。

《竜騎士 カミツミヤオウ》
サイズ:3 / 打撃力:3 / 攻撃力:6000 / 防御力:4000
クラン:ドラゴンW 属性:竜騎士
■【コールコスト】君の場の竜騎士2枚をゲージに置く。
■君のライフが5以下ならコールできる。
■”兼知未然"このカードが破壊された時、カード2枚を引く。


実際に運用した場合の例に沿っていくつか。

例その1
1)竜騎士サイズ1をコール
2)《竜騎士 イワモト》をコールし、相手センターを除去
3)上記2体をゲージへ吸ってカミツミヤオウをコール

ここまでは前回書いた通り。
さてここでコール先を「センター」にするのか「ライトレフト」にするのか。

・センターにコールした場合
このターンは攻撃6000/打撃3のモンスターで攻撃するのみとなる。
返しのターン、相手がセンターを空けるためにカミツミを倒してくれるので2ドローでき、次のターンの手札も充実。

・ライトレフトにコールした場合
武器があればカミツミと一緒に殴れるので殴り値は高い。ドラゴンWにはサイズ0がいないのでカミツミ+武器+あれば必殺技で殺しきりが理想。
ターンが返ってしまった場合、カミツミをスルーしてライフを殴られる可能性が高く、破壊時ドローには期待できない。

と、基本的にはこうなりそうだし、実際にはこうなることも多い。
じゃあセンターに置くのが安定かと思えるが、場合によっては状況が変わってくる。
それは「相手の手札がやや事故ぎみor手札が少なくて攻め手に欠く」状況であったり、「大型1枚しかモンスターがない」状況の場合だ。

もし仮に相手の手札が芳しくないとする。ドラゴンWであればモンスターがあまりおらず、シールド系がダブついていたりとか。マジックWであれば《マジカルグッバイ》や《大魔法 サタデーナイトデビルフィーバー》とサイズ1の小型くらいしかないとか。
相手目線からすれば破壊時2ドローは厄介だし、センターで放置するぶんには毎ターン攻撃6000/打撃3程度なのだから、てきとうな肉壁でライフを守りつつ、攻めのタイミング待つという選択肢が出てくる。
マジックWなんかはサタデーの条件(72柱6枚)のカウントを進めつつ、あれば《ガンロッド ベヒシュタイン》でダメージを重ねたりもできるわけだから長期戦は望むところ。
ドラゴンWについてもカミツミに対してのシールド1枚でターンが返ってくる(うえに緑盾ならライフ、青盾ならゲージを得られる)なら御の字だろう。

また、相手センターに《アーマナイト・ゴーレム》なんかが出た場合にはセンターのカミツミだけでは手も足も出ないし、ライトレフトなら武器との連携ができるがそれでターンが終わってしまうことになる。

破壊時ドローを諦めて上書きコールするのは流石に忍びないし・・・
あれ?カミツミって弱いんじゃ…という考えがよぎったところで、次の例。

例その2
1)竜騎士サイズ1をコール
2)《竜騎士 イワモト》をコールし、相手センターを除去
3)上記2体をゲージへ吸ってカミツミヤオウをライトレフトにコール
4)お約束の《ドラゴニック・グリモ》
5)武器を引いたなら装備して一緒に殴る、よりよいモンスターを引いたならカミツミをどけてコール

またもやグリモである。
カミツミを挟むメリットとして、仕事を終えたマクシミリアンやイワモトをゲージに転換できることであり、グリモを撃った以上は破壊時ドローにこだわり過ぎると例1のような状況にもなりかねない。
ゲージ増加により上記5)のタイミングでゲージを吐き出しやすくなるし、ジェロニモの墓地肥やしにも貢献できる。
上記3)でセンターにコールしてしまうとグリモで武器を後引きした場合に具合が悪いので、受けの広さを考えると左右に呼んでおきたい。

補足
途中で出た「相手が事故ぎみ」の場合という話だが、毎ターン2枚ずつドローが進むバディファイトにおいてそこまで事故は頻発するものではない。
つまり大抵の相手目線からすれば「破壊時2ドローなんてどうでもいいからさっさとセンター空けてライフを殴るぜ」という状況のことがほとんど。
破壊時2ドローにびびって攻めを止めることは稀だし、そうでなくても手札のモンスターがいくら充実していようが1ターンで殴れる量は『サイズ制限』というルールに縛られるわけだから、ため込む必要性は薄い。
破壊される前提で言えばカミツミは『マクシミリアンの効果を2回ぶん行ってくれる』モンスターとなるわけだ。

総括して、ライフ5以下というコール制限や単体では役割が持てない(呼ぶ際に竜騎士2枚が必要であり、破壊時ドロー後もゲージを吐くカードがあってこそ)こともあり、必要性があった場合にデッキに組み込むべきカードだと思える。

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